「第2回国際照葉樹林サミットin屋久島」報告1
6月6日「照葉樹林文化講演会」
講演1 川野和昭(南方民俗文化研究所主宰)
「照葉樹林文化論から竹林文化論へ」ー南九州と東南アジアとの比較の視点からー
講演2 中山清美(奄美群島文化財保護対策連絡協議会会長)
「島嶼域における自然の垂直利用」―シマ(集落)遺産をマネジメントするー
大変多くの方のご来場をいただきありがとうございました。
7日(土)オープニングセレモニー
オープンは9時です。
ポスター展示はロビーです。早めに来てゆっくりご覧ください。
体験コーナーは玄関前のポーチです。
体験の時間は ① 9:00-10:00 ② 12:30-13:30
●「紙漉き体験ー屋久島の植物や身近な材料でオリジナルな紙を作る」
講師は「屋久島和紙」研究会の小林慎一さんです。
●「木工クラフト体験ー自分の手で作り上げる木工体験」
講師は屋久杉自然館クラフト室の小林諭史さんです。
ポスターセッションは12:30-13:30 昼食後、ポスターの前で解説や交流の自由な時間です。
10:00 オープニングセレモニーはビッグストーンの歌で始まります。
「照葉樹林」「五月」の2曲歌います。◎バックコーラス隊を募集中!
サミット実行委員長 荒木耕治(屋久島町長)はじめ、来賓の方々にご挨拶をいただき、国際照葉樹林サミットの始まりです。
午前:基調講演2題、午後:2つのテーマセッションを行います。
以下、ビッグストーンからのお願いです。
サミット実行委員会からもお願いします。
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ビッグストーンからのお願いです。バックコーラス隊、にぎにぎしく揃ってほしいので、ぜひ一緒に歌ってください。よろしくお願いします。 6月7日(土)、宮之浦の離島開発総合センターにて「国際照葉樹林サミット」が開催されます。趣旨は、「照葉樹林への理解を深め、持続可能な自然と人との未来を展望し、地域づくりにつなげる機会にしたい」とのことですが、そのオープニング・アトラクションに、ビッグストーンが出演することになりました。「照葉樹林」と「五月」という歌を唄うのですが、そのバックコーラスに参加してもらえないでしょうか、というのがお願いです。 二十人ほどお集まりいただいて、大きな声で合唱してほしい! とたくらんでいるのです。出演時間は、6月7日(土)、午前10時から15分程度です。歌を知らない方々とは、それぞれ個別に練習をしたいと思っています。
そして、6月4日(水) 夜7時30分から、宮之浦の離島開発総合センターにて、合同練習をします。何が何でも、よろしくお願い申し上げます。 ビッグストーン一同 電話080-2719-4875 (長井)
Youtubeにこの2曲(ビッグストーンが歌っている)がUPされています。みなさん、見て聞いて一緒に歌いましょう。
https://www.youtube.com/channel/UCgsmYpPnt2waXo3E36q1-5w
是非、コーラスに参加して、にぎやかなオープニングにしましょう!
5月25日 サミット プレイベント 「瀬切川左岸ー照葉樹林とヤクタネゴヨウの巨木の森を訪ねる」を実施しました
天気は薄曇り、暑くもなく寒くもなく、良い山歩き日和でした。
午前9時に瀬切大橋に集合し、橋からヤクタネゴヨウの自生地を見上げ、ヤクタネゴヨウや保護林の説明や、地図を見ながらコースの確認をした後、車で大川林道上部、標高約800mまで上りました。ここは展望が素晴らしい場所です。蛇行する瀬切川を眼下に見下ろし、対岸の世界遺産の森(瀬切川右岸)が海岸から標高1,323mの国割岳までの垂直分布が見渡せます。その向こうには口永良部島が浮かび、もっと天気の良い日には南側にはトカラ列島が望めます。今回は残念ながら曇りで、トカラまではみえませんでした。さあ、照葉樹林とヤクタネゴヨウの巨木の森へ。目的地は標高500m地点にあるヤクタネゴヨウの大径木ですから、下っていきます。途中、イスノキ、タブノキ、スダジイ等の大木が連なる照葉樹林の森を往復約2時間のコースです。途中にはヤクタネゴヨウの大きな枯れ木に芽生えた小さな実生苗が、すくすくと育っていました。朝、瀬切大橋から見上げたヤクタネゴヨウの森の中から、今度は小さく瀬切橋が見えました。
帰りは登りになるのでちょっときつかったですが、皆怪我もなく無事に行程を終えました。汗ばんだ背中にさわやかな風が吹いていました。お疲れ様でした。スタッフとして協力いただいた、屋久島森林管理署、屋久島生態系保全センター、ポパイガイドクラブ、屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊の皆さん、ありがとうございました。
今回は応募者が多く、お断りしなければなりませんでした。次回、第2回目をまた企画したいと思います。
International TERUHA Forest Conference in Yakushima
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「第2回国際照葉樹林サミットin屋久島」
開催趣旨:照葉樹林は、ネパール、ブータンから東アジアを経て、琉球列島から西日本一帯に広がる生物多様性豊かな森林です。そこでは長い歴史の中で照葉樹林の自然の恵みを活かした、各地域の風土に根ざす独特の生活と文化が育まれてきました。このサミットでは照葉樹林への理解を深め、その保護と賢明な利用に関する各地の取り組みの情報交換や交流を通じて、持続可能な自然と人と文化の未来をも展望し、地域づくりにつなげる機会にしたいと考えています。併せて屋久島・口永良部島のユネスコエコパーク再登録へ向けた取り組みの端緒とし、この国際的にも貴重な森林を次世代へと引き継ぐことを目的とします。
開催日時・場所
2014年6月6日(金)照葉樹林文化講演会 19:00~21:00
【屋久島環境文化村センター(宮之浦)】
2014年6月7日(土)国際照葉樹林サミット 9:00開場 10:00~18:00
【屋久島離島開発総合センター(宮之浦)】
2014年6月8日(日)現地見学会(口永良部島コースは~9日まで)
【屋久島、口永良部島の各フィールド】
主催:第2回国際照葉樹林サミットin屋久島実行委員会
(屋久島町/公益財団法人屋久島環境文化財団/屋久島生物多様性保全協議会)
共催:京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院/環境省九州環境パートナーシップオフィスEPO九州 /屋久島学ソサエティ
後援:林野庁九州森林管理局/環境省九州地方環境事務所/鹿児島県/綾町/てるはの森の会/日本MAB計画委員会/公益財団法人日本自然保護協会/屋久島町教育委員会/公益社団法人屋久島観光協会/屋久島町区長連絡協議会/屋久島種子屋久農業協同組合屋久島支所/屋久島町商工会
本
プ ロ グ ラ ム
6月6日(金)照葉樹林文化講演会(屋久島研究講座)
場所:屋久島環境文化村センターホール(宮之浦) 〈入場無料〉
19:00~20:00 講演1
川野 和昭(南方民俗文化研究所主宰)
「照葉樹林文化論から竹林文化論へ」ー南九州と東南アジアとの比較の視点からー
20:00~21:00 講演 2
中山 清美(奄美群島文化財保護対策連絡協議会会長)
「島嶼域における自然の垂直利用」-シマ(集落)遺産をマネジメントするー
6月7日(土)国際照葉樹林サミット
場所:屋久島離島開発総合センター(宮之浦)〈入場無料〉
9:00 開場
9:00~10:00 ロビーにて ●ポスター展示 ●紙漉き体験 ●木工クラフト体験
10:00 開会 (オープニングセレモニー 歌:ビッグストーン)
主催者挨拶 実行委員長 荒木 耕治(屋久島町長)、林野庁、環境省、鹿児島県
10:20~11:00 基調講演1
湯本貴和(京都大学霊長類研究所 教授)
「世界の中の屋久島、屋久島の中の世界」
11:00~12:00 基調講演2
ペマ・ワンダ(ブータン農業省再生可能自然資源リサーチセンター)
「 ブータン、ヒマラヤの照葉樹林の動態と利用」
“Evergreen Broad-leaved forest dynamics and its usesin the Bhutan Himalaya”
12:00~13:30 昼食・ポスター発表・交流の時間
12:30~13:30 ロビーにて ●ポスターセッション ●紙漉き体験 ●木工クラフト体験
13:30~15:40 ●テーマセッション1
「照葉樹林とユネスコエコパーク―森の恵みが支える地域の豊かな発展」
■コーディネーター: 湯本貴和(京都大学霊長類研究所)
■パネラー:
・朱宮丈晴(日本自然保護協会 保全研究部)「世界遺産とユネスコエコパーク」
・河野耕三(綾町照葉樹林文化推進専門監)「綾町の照葉樹林保護の歴史と地域づくり」
・眞邊勝志 (一湊・丸勝水産) 「屋久島の自然が生み出す黒潮文化伝承の味づくり」
・牧瀬一郎(上屋久猟友会)「森のめぐみヤクシカー害獣ではなく資源として」
・貴船 森(口永良部島本村区事業部)「口永良部島の将来像に見るユネスコエコパーク」
・角田富士光(NPO大隅照葉樹原生林の会) 「世界の宝 大隅の照葉樹林」
・洪善基(ホン・サンキ)(韓国木浦大学教授) 「多島海MAB(ユネスコエコパーク)における地域経済の活性化」
「Local Economy Activation of Shinan Dadohae Biosphere Reserve」
15:40~15:50 休 憩
15:50~17:20 ●テーマセッション2
「共生と多様性の森―照葉樹林のまか不思議」
■コーディネーター:手塚賢至(屋久島生物多様性保全協議会)
■パネラー
・山下大明(写真家 屋久島在住)「月の森からー屋久島の輝く命の世界」
・盛口満(沖縄大学人文学部)「やんばるの森に分け入れば」
・辻田有紀(東北大学植物園)「キノコを食べるラン~照葉樹林に生きるタカツルランの不思議」
・Yung-I Lee(李勇毅)(台湾国立科学博物館)「台湾の照葉樹林におけるランの多様性」
「The orchid diversity in broad-leaved forests in Taiwan」
17:20~17:50 全体討議
■ 登壇者:講演者、パネラー、他各市町からの代表
(1)照葉樹林の保護と利用に関するまとめ
(2)屋久島・口永良部島のユネスコエコパークへの取り組み表明と照葉樹林を活かした地域づくりの意見交換
(3)次回サミットの開催・伝達等
17:50~18:00 第2回国際照葉樹林サミット宣言の採択
18:00 閉会挨拶 (公益財団法人)屋久島環境文化財団
閉会
6月8日(日)現地見学会(エクスカーション)
「屋久島・口永良部島の照葉樹林の世界を訪ねて」
各コース参加費にはガイド料・保険料を含みます。
1 ■世界遺産・西部の森と里の照葉樹林スポット探索
「西部林道エコツアー→一湊サバブシ工場→牛床詣所→
愛子橋→松峰大橋→空港→宮之浦港」8:00~15:00
●募集定員25名 参加費 500円
2 ■緑の火山島口永良部島まるごと体験エコツアー (1泊2日+交流会)
8日:8:10宮之浦港発→9:50口永良部着
9日:15:10口永良部発→16:50宮之浦着
●定員15名(高校生以上)参加費14,000円(船賃・宿泊・ガイド・交流会費・保険料込)
●協力:口永良部島ガイド協会,えらぶ年寄り組
3 ■安房川の清流育む照葉樹林のⅤ字渓谷をカヌーで遡る
●定員なし 参加費 5,000円
●協力:屋久島観光協会ガイド部会
■地元の語り部と巡る屋久島の里めぐり―屋久島の集落に伝わる歴史・文化・人々の暮らしに触れながら、史跡巡り、地場産業見学など、各集落のみどころを地元の語り部がご案内します。
4 ■宮之浦集落「屋久島の歴史と民俗文化を巡る」
●定員20名 参加費 500円 9:00~12:00
●宮之浦区HP http://www5.ocn.ne.jp/~miyaura/
5 ■春牧集落「海あり山ありの里春牧~屋久島の里を楽しもう~」
●定員20名 参加費 500円 9:00~12:00
●春牧区HP http://yakushima-harumaki.jimdo.com/
6 ■一湊集落 「サバ節の里 一湊」
●定員20名 参加費 500円 9:00~12:00
●一湊区HP http://www.isso-yakushima.com/
■(公財)屋久島環境文化財団自主事業のんびりゆったり里のエコツアーと共済
7 プレイベント 5月25日(日)
■瀬切川流域―照葉樹林とヤクタネゴヨウの巨木の森を訪ねる
2014年4月に林野庁・植物群落保護林に指定された瀬切川左岸のヤクタネゴヨウ自生地
●定員15名 参加費500円
協力:林野庁屋久島森林管理署/林野庁屋久島森林生態系保全センター/屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊
○6月7日(土)ポスター展示・ワークショップ 出展者募集中 場所:屋久島離島開発総合センターロビー (入場無料)
1 ポスター発表・展示 9:00~18:00
●団体や個人の活動紹介をポスターやパネルで展示します
(口永良部島、ヤンバルの森(沖縄県)、屋久島高校、各小中学校、など)
2 体験コーナー(無料) ①9:00~10:00 12:30~13:30
●紙漉き体験:屋久島の植物や身近な材料でオリジナルな紙をつくる
協力:「屋久島和紙」研究会
●木工体験クラフト体験:自分の手で作り上げる木工体験
協力:屋久杉自然館クラフト室
○ 交流会:7日終了後
○ ボランティアスタッフ募集
事前の広報、会場準備等事務局スタッフとして運営をお手伝い下さる方を募集します
お問い合わせは実行委員会事務局まで
■屋久島町環境政策課 0997-42-0100(代)(担当 岩川、木原)
kankyo@yakushima-town.jp
■屋久島生物多様性保全協議会 0997-44-2965(手塚)
yattaneyoca@ml.j-bee.com
※写真協力:内室二郎